© RolexCédric Widmer

米国 2018Dallas Rolex Tower

2018.5
テキサス
オフィス
竣工
12,714
8F / 4BF

ダラスの中心市街地のエッジ。グリッド状の街路と周辺部の街区制の接点にたつ、ロレックスのカスタマーセンター。敷地の高低差を解消するため、またダラスのトラフィックから建築を守るために、ガラスのタワーは、石垣の基壇で守られている。石垣は、日本の城に用いられていた穴太(あのう)の石積みの技術で積まれ、その技術を引き継ぐ穴太衆の職人の手で、アメリカの花崗岩を用いて建設された。

上部のガラスのタワーは、敷地が接する2種類のグリッドを調停するようにして捻れが与えられ、スパイラル状に空へと消えてゆく。ダラスの強い日射しを避けるために、水平のルーバーがタワーを覆い、木のテクスチャーを持つこのルーバーは、ガラスのタワーに温かい質感を付与し、ダイナミックな捻れを強調している。

チーム ボグナール バラージュ ホンダ、アップルグラン ハナ、Adrian Yau*、シスディコバ アイゲリム * 施工 Sphinx Construction Group、HCMS 構造 L.A. Fuess Partners 設備 Blum Consulting Engineers 積算 Sphinx Construction Group 照明 Harwood Design Factory 協力事務所 Sadafumi Uchiyama Landscape Architect With Walker Macy、Halff Associates パブリケーション 日経アーキテクチュア 2016/01/28 No.1064 写真撮影 ©︎ Balazs Bognar、 ©︎ Erieta Attali、 ©︎ Leonid Furmansky、 ©︎ Rolex Cedric Widmer