©Takumi Ota

イタリア 2015Irori & Paper cocoon

2015.4
ミラノ
パビリオン
竣工
65
1F

人は、「火」を囲んで暮らしてきた。「IRORI」は、「火」とともに暮らすための「自由なランドスケープ・キッチン」である。

「IRORI」は、竹の板と鉄パイプで構成される。「火」を中心に、テーブル、ベンチ、棚を好きなように、足したり、引いたりできる。生活がのびちぢみすれば、キッチンものびちぢみする。

「IRORI」を包み込む白い 「繭」は、バルカナイズドペーパーという厚さ1mmの特殊な紙で作られている。しなやかな紙の帯を捻りながら織ることで「繭」が生まれる。柔らかな「繭」の中で、「火」を中心とした新しい生活がはじまる。

チーム 大庭 晋、田中 麻未也*、ホアン シャンユン*、三上 恵理華 施工 タイム&スタイル 構造 江尻建築構造設計事務所 照明 Viabizzuno アワード ELLE DECO International Design Award パブリケーション 新建築 2015/07 、カーサ ブルータス 2015/07 vol.184 、GA HOUSES 142 、GA JAPAN 133 写真撮影 ©︎ Takumi Ota