©Masao Nishikawa

日本 2015Sogokagu Design Lab

三重
工場/工房
竣工
974
2F

新しいライフスタイルと先端的な技術の統合をめざす家具メーカーのための、ワークショップスペース。ウレタン成型を得意とするメーカーのアイデンティティに敬意を表して、ウレタンを主役とする、やわらかな建築を作った。

鉄骨構造をまず発泡ウレタンでくるみ、その両側を2枚の膜で覆い、生物の皮膚のような、やわらかくて重層的な外壁を生成した。外側には、耐熱性を考慮してETFEを用い、内側には、メッシュ入りの透明な塩ビの膜を用いた。

鉄骨の主構造においても、生物的なロバストさを追求し、小部材をアミダ状に組み合わせた、メッシュ状の構造システムを実現した。インテリアでは、厚さ25mmの合板の断片を組み合わせて、雲のような曖昧な空間を実現した。

チーム 横尾 実、柴田 淳、梅澤 竜也* 施工 徳倉建設 構造 江尻建築構造設計事務所 設備 環境エンジニアリング パブリケーション 日経アーキテクチュア 2016/6/23 No.1074 、新建築 2016/01 、GA JAPAN 138 、GA JAPAN 137 写真撮影 ©︎ Masao Nishikawa