「五感の建築」音楽会

視覚情報が飽和する中、すべての身体感覚を通して感じる建築をテーマにしたKKAAの中国巡回展「五感の建築」。模型や図面などの展示だけにとどまらず、KKAAの建築をステージにした生演奏を中国の会場へと配信する音楽会を通して、異国にいながらも圧倒的な臨場感のある建築、五感に訴えかける建築を体験できるようなイベントを試みた。

SUNNY HILLS、COEDA HOUSEなどのKKAAの建築に音楽家を招き、音の動きによって光が変化するBALMUDA社のLEDスピーカー100台を使用した舞台と大型スクリーンを設置した北京の展覧会会場へライブ音楽の演奏風景を中継・配信した。会場には「音楽」に満ちたKKAAの作品と風景が臨場感ある音・光・映像が届けられ、身体感覚豊かなライフスタイルと建築へのインスピレーションを与えてくれる音楽会となった。

音楽の作曲・演奏は本展覧会の音楽に制作を行った波立裕矢(作曲/キーボード)
・安藤巴(作曲/パーカッション)、楠瀬亮(編曲/サクソフォーン)、映像/音響は隈研吾のドキュメンタリー映像を撮影する映像作家である岡博大 (NPO湘南遊映坐) によって行われた。

「五感の建築」の音楽会は、コロナ禍で実空間へのアクセスが制限される時代の中にいながらも、「音楽」・「映像」といった五感に直接訴えかける媒体を介在することで、世界の異なる場所で「五感」に満ちた、臨場感のある建築を体験できる方法となった。

映像/音響
NPO湘南遊映坐 (映像/音響)
音楽
波立裕矢 (作曲/キーボード)
安藤巴 (作曲/パーカッション)
楠瀬亮(編曲/サクソフォーン)
チーム
浅野 浩克、刘思雯、熊 明辉、徐 佳凝、莫 然、伍 梓銘、魏 芳芳(KKAA)
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BALMUDA
協力事務所
Guardian Art Center (嘉德芸術中心)
R Photography Art Museum (R国际影像)
写真撮影
©︎ 朱雨蒙