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#53 December 11, 2023
ベネチアで、28年ぶりに大きな展覧会を開いた。ベネチアは、僕にとって思い出深い大事な都市で、28年前の1995年は、ベネチアビエンナーレ1995 - 建築ビエンナーレではなく、アートビエンナーレ ― にアーティストとして呼ばれたことが、海外で仕事を始めるひとつのきっかけとなった。その時は、日本館の床一面に水を張って、建築の「物質性」を取り戻すと宣言した。
28年後には、オノマトペをテーマにした個展を大運河に面したパラッツォ・フランケッティで開いた。僕が設計の時の大事な道具としているオノマトペから、パラパラ、フワフワをはじめとして、13種類を選んで、そのコンセプトを体現する建築を展示し、新たに2つのパビリオンも製作した。「物質の発見」からスタートした僕は、物質と人間の身体とがどう会話するかを捜して、最終的にオノマトペという原始的な言語にたどりついたわけである。コロナという身体性の危機のあとに、やっと会話のやり方がわかってきたような気がしている。


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