この度はNewsletterにご登録頂き、ありがとうございました。今回ご紹介する作品は、サンパウロに完成したジャパンハウス、ヴァンクーヴァーの茶室、東京・押上のホテル、築地のKYビルです。
ジャパンハウスについては、このプロジェクトが始まり現場に行っていた時に、堀口捨巳(ほりぐち・すてみ)が設計した日本館 (1954) を見る機会がありました。印象が強かったので、それについて書いた原稿を一緒にお送りします。この記事は、ジャパンハウスと、ブラジル日本文化福祉協会で公開されています。

外務省による日本文化の海外発信拠点としてスタートしたJapan House プロジェクトの第一号。 サンパウロの中心街パウリスタ通りに面する銀行の支店を改修し、木のファサードと和紙のインテリアを持つ、温かな「文化の家」が、大都市の中に出現した。 都市の中に森が生まれたようなオーガニックなファサードは、木曾ヒノキの線材をランダムに組み、カーボンファイバーで補強することで実現した。鉄の7倍の引っ張り強 … Read More
ヴァンクーヴァーの屋上庭園の中に建つ、空中の茶室。4本の細い(100mm × 100mm)鉄骨で屋根を支え、六畳の茶室空間は、いっさい壁を持たず、ガラスと障子だけで囲われている。四周にはヒノキの板の縁側を張り出し、その外側には、茶庭を作り、飛び石をわたって、客はこの別世界へとアプローチする。中心部の畳をはずすと、床は掘り下げられていて、そこに足を入れてテーブルを設置しての会議やプレゼンテーションを … Read More
東京スカイツリーの足元にたつ、新しいタイプのシティホテル。押上はもともと、軽工業を中心とする活気ある下町だった。押出セメント板と木の板を組み合わせたファサードは、町工場の立ち並ぶヒューマンでブルータルな下町を想起させ、現しの天井と構造用合板を組み合わせたインテリアは、従来のシティホテルの「お上品」なイメージにかわる、下町的な空気感を生み出している。 1階は、レセプション、レストラン、バーが、ひとつ … Read More
歌舞伎座の先、旧築地市場の向かいに建つ複合ビルを、築地らしい、にぎわいのある温かくヒューマンな姿へとリノベーションした。 木目のパターンを直接プリントしたアルミパネルを用いて、横連窓の単調なファサードを一新し、かつての下町の木造建築が持っていたような、ヒューマンなスケール感、質感を取り戻すことができた。 夜間にはパネルの隙間から温かい光がもれて、夜の街に行灯のような効果を与えることができた。 Read More