渋谷本町学園 第二グラウンド複合施設
甲州街道北側の、昭和の香りのするヒューマンな下町に、地域の交流の核となる、区民施設とスポーツ施設および保育施設の複合公共建築をデザインした。
道幅が狭く、親密なスケールの前面道路と住宅群との調和と対話をめざし、断面形状が変化する木の庇をファサードに用いた。
庇は、従来のハコ型の公共建築にはないやわらかな影を落とし、中央に開けた孔は、街とスポーツグラウンドを結びつけ、長く威圧的になりがちな公共建築のファサードを分節し、人々を施設へと誘導するマグネットのような役割をはたしている。
こども園を含む複合的機能はすべて、その孔に面して顔を出し、路地に面して多様な顔が並ぶ、下町のにぎわいが再現された。

