福井県立大学 恐竜学部
恐竜王国として知られる福井に開設された福井県立大学恐竜学部のキャンパスをデザインした。
敷地形状に沿って湾曲させたボリュームは、実験・研究室が集約された「あたま」、学生や教職員の交流拠点「おなか」、施設の玄関口「しっぽ」と、建物を恐竜の体の部位になぞらえて、隣接する黒川紀章設計《福井県立恐竜博物館》(2000) を受け止めるように配置した。「あたま」から「しっぽ」にかけて徐々に低く小さくスケールし、建築周囲の緑や自然に馴染ませた。
外皮となるRC壁には、4種類の化粧型枠を用いて表面に凹凸を付けた。さらに、表情の異なる5パターンのウォータージェット処理で骨材を表出させ、地層のような有機的な表情を与えた。
3層吹抜けの「おなか」は、腹部を意味する「アブドミナル・ホール」と名付け、3mの積雪に耐える大断面の構造部材を福井県産の集成材で覆い、ダイナミックな恐竜の骨格を想起させる交流空間が生まれた。




















