最近、西アフリカのプロジェクトが続いている。カサブランカのドクターレイラミュージアム、ガーナ、クマシの職業訓練所、セネガルの干ばつ被害を救うアイデアコンペの審査委員長・・・なぜ今、僕が西アフリカなのか。それ説明するために、大学院時代の西アフリカ旅行のエピソードをしばしばしば紹介していたら、それが岸田総理の耳に入ったらしく、チュニスで開かれたアフリカ開発会議(TICAD)の総理の基調講演の冒頭で、僕と西アフリカの関りを話題にして頂き、驚いた。
僕は1979年に、西アフリカを2か月旅し、サハラ砂漠を縦断した。高度成長期のコンクリートと鉄の建築にうんざりし、かといってじじくさい日本建築にも関心がなかった僕は、西アフリカの土と草の建築を見て救われ、たくさんの具体的なヒントももらった。その意味で、今日の僕の原点は西アフリカにある。そんな話が、アフリカの首脳達にも伝わって、日本とアフリカの間で新しい文化交流がおきたら、とても素敵だと思う。

イタリア北部の古都パドヴァの、コンベンションセンター地区の中心施設であるパラッツォ・デッレ・ナチオーニ(1951年)の建て替え。 旧パラッツォ・デッレ・ナチオーニのレリーフで飾られた正面ゲートを保存し、そのゲートによって強調された軸線は内部を貫通し、都市とコンベンションセンターの各機能 ―― 5000人収容のジョットホールと2500人収容のマンテーニャホール ―― とが、ひとつにぬいあわされる。こ … Read More
The design of the "Cloud" pavilion is inspired by the Polish and Japanese tradition of wooden architecture. The pavilion is designed on the basis of an individual interpretation of traditional carpent … Read More
竹の野点傘にインスパイアされて茶禅の精神を空間化した。 千利休に原点があるとされている野点は、作法よりもゲストをもてなす心を一番としており、現代に茶禅の精神を息づかせ続ける寿月堂の柔軟なふるまいと共鳴している。 われわれは寿月堂のパリ店、歌舞伎座店と竹を使ってデザインしたが、3店舗目となる築地本店は野点に現れる開放性や清々しさを併せもつ自由な空間を作りたいと考えた。しなやかに曲がる特性を活かした竹 … Read More
スノーピークの新潟・三条の本社に併設されたスパ・ヴィラ・レストランの複合体。人間の活動の中心を室内からアウトドアに移動させようというスノーピークの哲学の建築的な翻訳を試みた。 建物の正面には日本300名山の一つである粟ヶ岳がそびえ、その優雅な稜線と響きあうように屋根を並べ、その軒をキャンプライフの象徴である「薪」という素材で覆った。2万本の薪が内外にシームレスに連続することで、通常の建築にはない「 … Read More
東京の都心と新宿を結ぶ幹線道路、新宿通りに面した敷地に新しい都心型ライフスタイルの拠点を小ユニットの集合体としてデザインした。12層のファサードはアルミパネルの粒子のランダムな集合体としてデザインされ、コロナ後の離散的なライフスタイルを象徴する。アルミパネルの表面には精巧な印刷技術で木目が転写され、木漏れ日の効果によって室内環境はやわらかくコントロールされ、新宿通りにコンクリートと鉄のビルにはない … Read More
2018年7月の西日本豪雨によって破壊された岩国市周東町獺越の橋を地域の新しいシンボルとなる木の橋として再建した。 橋の両側には、独特の酒造りで知られる日本酒「獺祭」の酒蔵とストアがあり、木の部分の工事費は旭酒造の寄付でまかなわれた。 再度の災害の危険を考慮して、RC躯体と105角のヒノキ材の欄干を組み合わせ、そのヒノキの配列によって、周囲の山並みと呼応するやわらかな曲線が生まれた。日本の木造建築 … Read More