まびふれあい公園 竹のゲート
平成30年7月豪雨により甚大な被害を受けた岡山県倉敷市真備町の復興防災公園。豪雨により決壊した堤防の上に、市民と市、国と一体となって、復興と防災と地域交流の拠点となる公園をデザインした。
地元真備の特産品である竹を使って作った「竹のゲート」の中央に貫通した大きな孔が、街と河からの軸を受け止め、この孔を媒介として、街の賑わいと、小田川と山の美しい自然をつなげた。周囲へはね出した大きな竹の軒は、風の通る大庇として開放され、雨と日射しから人々を守る。
「竹のゲート」を構成するコミュニティ施設と防災備蓄倉庫の2つのボリュームは、放射にはねだした大断面木梁により、手を取り合うようにつながれている。