©Takeshi Noguchi
日本 2026

甘南備山展望施設

2026.3
京都
パビリオン | モニュメント | ランドスケープ
竣工
74
1F

雌山の三角点付近にらせん状の展望台を設計した。登山の延長線上に京都盆地方向の展望体験へとつながる、地形が連続したようならせん形を計画した。まわりの木立ちの多様性に呼応する、多くの素材を組み合わせた縦格子の外観とした。
展望デッキは三角点から3m近く上げ、京都市街地を含めた今まで見えていなかった遠方の景色へと視界を広げた。
白石は、平安京建設当時、都の中心軸である朱雀大路の南の起点とされたと伝えられる。既存の登山ルートや斜面の形状をできる限りそのまま活かしながら、歴史や場所の記憶に触れられる場を創造した。
両施設とも、ロックファウンデーション基礎工法を採用し、地形の改変を避けた。
甘南備山がもつ歴史とロマンを尊重し、守りながらその魅力を世界に発信できる施設をめざした。

チーム 宮原 賢次、相川 敬介、早野 哲矢、鈴木 公雄 (CG)、査 鴻発、安樂 ひかる (グラフィック) 構造 オーノJAPAN 積算 エステム建築事務所 写真撮影 ©︎ 野口 毅