morinos 岐阜県立森林文化アカデミー 森林総合教育センター
森林の多面的機能を伝える教育プログラムの拠点施設。アカデミーの学生とともにワークショップを重ね、大きく張り出した片流れ屋根を、森から伐り出したV字の丸太柱で支える開放的な構成に到達した。100年生ヒノキの丸太柱は、施設からつながるアカデミーの演習林から、林業専攻の学生達によって伐り出され、杉の樹皮をそのまま残した材を開口部の方立に用い、建物自体が森林教育の教材となるデザインとした。演習林の土や主に岐阜県内の土を、十二単のように塗り重ねた象徴的壁面は、岐阜の左官職人、挾土秀平による。