© Eiichi Kano

中国 2015中国美術学院博物館

杭州
文化施設
竣工
4,970
1F

中国美術学院のキャンパス内にたつ、クラフト・ミュージアム。敷地はかつて茶畑であった。その丘の勾配に沿って傾斜した床を連続させ、大地と一体化し、大地を感じることのできるミュージアムをめざした。平行四辺形を単位とする幾何学的分割システムによって、複雑な地形をフォローするプランニングを行い、単位ごとに小さな屋根を架けることによって、瓦屋根が連続する「村」のような風景が生まれた。

ステンレスワイヤーで瓦を吊ったスクリーンで外壁は覆われ、この瓦スクリーンは太陽光をコントロールして、ミュージアムにふさわしいやわらかな光を室内に導いている。屋根・スクリーンともに、民家で使われていた古瓦を用い、そのサイズのバラツキが、建築をより大地になじませる働きをはたしている。

チーム 藤原 徹平*、寺川 奈穂子、小嶋 伸也* 構造 小西泰孝建築構造設計 設備 森村設計 アワード Iconic Awards 2016 Project of the year パブリケーション GA JAPAN 187 、GA JAPAN 151 、新建築 2017/02 、新建築 2017/02 、新建築 2017/02 、新建築 2017/01 、日経アーキテクチュア 2016/04/14 、GA JAPAN 139 、GA DOCUMENT 135 、カーサ ブルータス 2016/01 Vol.190 、GA JAPAN 128 、日経アーキテクチュア 2010/06/14 、GA JAPAN 99 、GA DOCUMENT 108 写真撮影 ©︎ 加納永一