PC Garden East Japan 03/2013 Private residence 195 m2 海沿いの崖の上に、風車型プランのヴィラを計画した。 4つの客室を突出させた風車型レイアウトは、浅草文化観光センターにおいて断面方向に獲得した、各層ごとの独立性を平面的に展開したものである。 風車型プランの雁行した建物で分断された外部スペースは、それぞれにテーマを与えた庭となっており、各々を緩やかに接続させることで敷地全体に回遊性を持たせた。 各客室には、それぞれの面する庭に与えたテーマに沿った仕上材を選択し、すべての客室の壁面を異なる素材で仕上げている。 崖地という敷地条件により、大きな部材の取り回しが困難であったことから、ここでは薄いプレキャストコンクリート部材を構造材として採用した。これらの部材を並べ、貫通させたPC鋼棒を緊張させて構造壁としている。 これは、壁面を微分し、杉の縦羽目板を羅列させた、Water/Cherryの外壁のデザインをコンクリートに置き換えたものであり、このような薄い縦材の連続体を構造壁とすることが出来たのは、意匠・構造の両面で大きな成果と考えている。 平屋建てという建物のスケールと、共用部のインテリアにも仕上げとして現れてくることを考えて、慎重に部材の寸法を検討した結果、幅85mm、135mm、厚さ180mm、220mmという、PCの構造部材としては極小の4種類の部材を使用し、これらをバラバラに組み合わせた。 極小部材の集合体となったコンクリートの壁面は、PC特有の精度と、わずかなサイズの違いを持った各部材が作り出す陰影のある表情によって、従来の木造建築の持つ柔らかさと粒子感を獲得した。 PC Garden 東日本 2012年5月 個人住宅 765 m2 海沿いの崖の上に、風車型プランのヴィラを計画した。 4つの客室を突出させた風車型レイアウトは、浅草文化観光センターにおいて断面方向に獲得した、各層ごとの独立性を平面的に展開したものである。 風車型プランの雁行した建物で分断された外部スペースは、それぞれにテーマを与えた庭となっており、各々を緩やかに接続させることで敷地全体に回遊性を持たせた。 各客室には、それぞれの面する庭に与えたテーマに沿った仕上材を選択し、すべての客室の壁面を異なる素材で仕上げている。 崖地という敷地条件により ...