明治神宮ミュージアム | 隈研吾建築都市設計事務所
© Kawasumi・Kobayashi Kenji Photograph Office

日本 2019明治神宮ミュージアム

2019.9
東京
宗教 | 文化施設
竣工
3,293
1F / 1BF

日本を代表する神社、明治神宮の参道の途中に建つミュージアム。明治神宮に伝わる宝物、美術品を展示するだけではなく、明治神宮の森の歴史、建築の歴史について知ることができる。
明治神宮の森自体を主役と考え、建築をその中に溶けこませることを目標とした。一見、原生林のように見える明治神宮の森は、明治天皇が亡くなった後に、全国のボランティアの手によって、持ち寄られ、植えられたものであり、100年の短期間で、野原があった場所に、これだけの深い森が生まれたことは、林学上の奇跡ともいわれている。われわれは軒の高さを抑え、屋根を細く分節し、外壁も、大和張りと呼ばれるディテールを用いて細かく分節することによって、建築を森の中に消していこうと試みた。
構造体にH鋼を用い、可能な限り透明な空間を実現し、H鋼のフランジ間をヒノキの板で埋めることで、構造のシャープさと、空間の暖かさ、やわらかさとを両立させた。建築に際して切り倒された欅、楠などの樹木は、家具や内装に再利用して、森という貴重な資源を循環させることを試みた。

チーム 名城 俊樹、田中 浩介、今井 博康、塩川 正人、山本 紘代 施工 清水建設 構造 金箱構造設計事務所 設備 森村設計 外構 プレイスメディア 協力事務所 地盤調査事務所、アオイテック、日本デザインセンター、灯工舎、乃村工藝社 パプリケーション ディテール 2021/04 No.228 、カーサ ブルータス 2020/11 vol.247 、カーサ ブルータス 2020/11 vol.247 、カーサ ブルータス 2020/11 vol.247 、カーサ ブルータス 2020/07-08 vol.244 、GA JAPAN 162 、カーサ ブルータス 2019/12 vol.237 、ペン 2019/11 No.484 、日経アーキテクチュア 2019/01/24 、GA JAPAN 150 写真撮影 ©︎ 川澄・小林研二写真事務所