浄土宗 一行院
千日谷の中腹にたつ、江戸時代から続く浄土宗の寺院・一行院の新本堂。
谷上から見下ろされる立地を考慮して屋根を重視し、特別に型を起こして押し出したアルミ製の丸瓦でゆったりとした大屋根を覆った。また、大きく張り出した庇に守られた内外装には、幅300mmの杉の無垢板を大和張りのディテールで取り付けた。
新たに整備された自動搬送式の地下の納骨堂も杉板のスクリーンで、明るく透明感のあるつくりとし、誰もが気楽にご先祖様に会いに行きたくなるような、コミュニティの核となるような、新しいお寺の在り方を追求した。