Ummahat 9-3
紅海に浮かぶがウンマハト・アルシャイフ島に、砂と海に融け合うようなビラ群をデザインした。
ビーチビラは海岸線のプロファイルと幾何学をリスペクトした有機的形態を持ち、砂の充填も最小限に抑えた。
海上ビラは、サンゴ礁の生物の形態にヒントを得た螺旋状のヴォリュームを特徴とし、海の風景を極力遮らないような、低いシルエットの中で、海と点をつなぐ、神秘的な体験を与えてくれるだろう。
材料の選択に際しては、環境への負荷を最小限にするため、コンクリートの使用を最小限に抑え、かわりにプレファブリケーションシステムを採用した。木材としっくいは建築に暖かさとやわらかさを与え、屋根に用いた杉のシングル材と漆喰は、時間の経過とともに美しくエイジングして、時とともに、さらに砂丘の美しい自然と融合していくであろう。