日本 2011京都国際ホテル ステーキハウス近江
建築家吉村順三(1908年-1997年)によって設計された二条城前に建つ京都国際ホテル(1961年)1階をステーキハウスへと改修した。
庭の中に建つ”離れ”の趣を創造するため、路地状の外部空間を挿入して、ホテル本体からレストランを切り離した。京都の竹職人による簾虫籠(スムシコ)と呼ばれるスクリーン、特殊な酸化剤で色ムラをつけた真鍮製のレンジフード、タイベックス製の光壁など、伝統と新しい技術とのコラボレーションによって、吉村順三が試みたモダニズムと日本との遭遇を、再体験することができた。