タイ 2018Amanpuri Retail Pavilion
プーケットを代表するリゾート、アマンプリのエントランスの脇に、軽やかで透明感のある新しいアイコンをデザインした。
高さを違えながら、切妻屋根を連続させるタイの伝統的デザインにヒントを得ながら、屋根と屋根の間にギャップをとり、そこから光を取り入れることによって、伝統的建築にはない透明感、浮遊感を獲得することができた。この望遠鏡のような断面を持つ屋根は、CLTを構造材とし、その上をウロコ状のアルミパネルが覆っている。このウロコ状のディテールは、こけら葺(シングル)をランダムに、そしてスケールを拡大して展開したもので、周囲の森と調和するリズムを屋根に与えている。