陰影洞
蘇州博物館西館のアプローチに建つオブジェのデザイン計画。
古くからこの地のシンボルだった獅子山を背に立つ博物館のエントランスゲートとして、我々は小さな獅子山のようなオブジェをデザインした。
蘇州の太湖石を彷彿させる無数に穴の開いたアルミ鋳造パネルを水平垂直方向に回転しながら嵌合し、高さ5.6m、幅9m奥行き18mの通り抜けのできる空間を作った。
無錫万科で使用したアルミキャストはポーラスなパネルにチャレンジしたが、今回はその系譜をたどる発展形として2次部材をなくし嵌合して空間を作るという展開を試みた。