cocoon 深圳
昔の茶人の好んだゆがんだ茶碗にヒントを得て、ゆがんだ形態をもつ、木の茶室をデザインした。
厚さ15mmの木の板72枚を、スペーサーをはさみながら、組み立てることで、分解、移動が可能な、透明感のあるモバイルな茶室が実現した。
日本の茶室はそもそも、精神の解放を追究する中国の茶の文化を原点として、それ以前の型にはまった、不自由な建築物に対する批判としてスタートした。このcocoonは、その茶室の精神を、現代によみがえらせようとしたものであり、西欧のモダニズムがもたらしたコンクリートの四角いハコにかわる新しく自由な精神を育てるためのcocoonとして機能するであろう。
移動可能でしかも暖かくやさしい建築は、コロナの後に、自然と共生するライフスタイルの器ともなるだろう。






