伊丹市役所
緑のまちづくりを進める伊丹市に「グリーンネックレス」の起点となる、緑の市役所をデザインした。
清酒発祥の地として知られる伊丹市の「白壁と木の酒樽」のイメージを継承しながら、環境負荷を最小化する。木調ブリーズソレーユのファサードをデザインした。ブリーズソレーユは西日を除けるだけでなく、取付角度をグラデーショナルに変化させることによって、日射負荷のピークを分散し、空調機器のイニシャルコスト・ランニングコストの軽減が可能になった。
このグラデーショナルなファサードは、近畿地方の大動脈である国道171号線に対しても有機的でやわらかい表情を与え、伊丹市の新しい顔が生まれた。敷地の既存樹木は彫刻家 三沢厚彦さんと棚田康司さんの手でベンチと彫刻に生まれ変わり、県産材の利用と相まって暖かく優しい空気の市役所が生まれた。
LINK: 新庁舎整備推進事業 | 伊丹市