© Kawasumi・Kobayashi Kenji Photograph Office

日本 2021隈研吾展 新しい公共性をつくるためのネコの5原則

2021.9
N/A
展示
竣工
1,200

神の視点――上から目線――で場所と切断された建築を想像する方法にかわって、ネコの視点――徹底して低い地面からの目線――で、人にやさしく、地球にやさしい建築を作ろうとする方法を模索する展覧会。ネコの好きな空間の要素「孔」「粒子」「斜め」「やわらかい」「時間」に従って、大小68作品を分類し、アーティスト――瀧本幹也、マクローリン兄弟、藤井光ら――によるKKAA作品をテーマとする新作の映像も体験できる展示とした。神の視点の都市計画の代表作である丹下健三の「東京計画1960」へのアンチテーゼとして、ネコの視点から神楽坂を再体験するヴァーチャル展示「東京計画2020 ネコちゃん建築の5656原則」を製作した。コロナ禍によって変えられていく新しい時代を、ネコのようなやわらかく、やさしい習性で生き抜こうという決意を示した。

会期
高知県立美術館:2020/11/03-2021/01/03
長崎県美術館:2021/01/22-2021/03/28
東京国立近代美術館:2021/06/18-2021/09/26

チーム 大庭 晋、田野口 紘大、工藤 浩平、國賀 陽南子、寺澤 剛、清水 さやか、松長 知宏、土江俊太郎、叶 子萌、陳 珺琳 施工 東京スタデオ 照明 モデュレックス 協力事務所 Takram パブリケーション 新建築住宅特集 2021/08 、カーサ ブルータス 2021/07 Vol.255 、GA JAPAN 165 写真撮影 ©︎ 川澄・小林研二写真事務所