日本 2019お茶の水女子大学国際交流留学生プラザ
お茶の水女子大学キャンパスの新しい顔となる国際交流、同窓会活動の場。
キャンパスの外周に立つ大木を避け、その間を縫うように建物を配置した結果、不定型の平面、断面形状が生まれ、その不規則な幾何学面を、アルミエキスパンドメタルをねじりながらラップした結果、この有機的な流れるようなファサードが生まれた。
目の粗いエキスパンドメタルは、光の変化、季節の変化に応じて、多様な表情を呈し、ある時はソリッドに、またある時は透明なものとして出現する。多国籍の研究者や学生の交流の場にふさわしい、両義的でやわらかな状態、すなわち霞や霧のような、自然現象的な建物が、森の中に生まれた。