東京エディション銀座
世界のカッティングエッジと⽇本の伝統⽂化が織りなす銀座に、「織る」をコンセプトにして、ホテルをデザインした。東京エディション⻁ノ⾨に続き⼆度⽬のイアン・シュレーガー⽒とのコラボレーションで、シュレーガーの求めるシャープなミニマリズムと、和の繊細なデティールが織りなす空間を実現した。
ファサードには様々な⾊合いを持つメタルを編み込むことで、インティメートなスケールの銀座の裏通りに、華やぎとリズムを与えることができた。2 階〈Punch Room〉では壁と天井に⽊製の格⼦を設け、内外観の随所に、経⽷と緯⽷の格⼦柄を配した。
ロビーや客室の内装にはウォールナットを⽤いて、銀座の⽼舗の店舗兼住宅に招かれたような、家庭的でファミリーの歴史を感じさせる、落ち着いて暖かい質感を⽬指した。
1 階エントランスを⼊ってすぐの〈Lobby Bar〉はパブリックに開き、⼈々に親しまれる銀座の路地とホテルとをシームレスに繋げた。
緑に囲まれたルーフトップバーは銀座の真ん中にささやかなオアシスを作り出し、そこから銀座の空、銀座の夜景を堪能することができる。
銀座の通りに直結して、街全体をホテルの延⻑空間として使うことができる、従来の⽇本にはない、新しいタイプの都市型ホテルを⽬指した。