© Kawasumi・Kobayashi Kenji Photograph Office

日本 2021東京エディション銀座

2023.12
東京
宿泊・娯楽
竣工
7,654
14F / 1BF

世界のカッティングエッジと⽇本の伝統⽂化が織りなす銀座に、「織る」をコンセプトにして、ホテルをデザインした。東京エディション⻁ノ⾨に続き⼆度⽬のイアン・シュレーガー⽒とのコラボレーションで、シュレーガーの求めるシャープなミニマリズムと、和の繊細なデティールが織りなす空間を実現した。
ファサードには様々な⾊合いを持つメタルを編み込むことで、インティメートなスケールの銀座の裏通りに、華やぎとリズムを与えることができた。2 階〈Punch Room〉では壁と天井に⽊製の格⼦を設け、内外観の随所に、経⽷と緯⽷の格⼦柄を配した。
ロビーや客室の内装にはウォールナットを⽤いて、銀座の⽼舗の店舗兼住宅に招かれたような、家庭的でファミリーの歴史を感じさせる、落ち着いて暖かい質感を⽬指した。
1 階エントランスを⼊ってすぐの〈Lobby Bar〉はパブリックに開き、⼈々に親しまれる銀座の路地とホテルとをシームレスに繋げた。
緑に囲まれたルーフトップバーは銀座の真ん中にささやかなオアシスを作り出し、そこから銀座の空、銀座の夜景を堪能することができる。
銀座の通りに直結して、街全体をホテルの延⻑空間として使うことができる、従来の⽇本にはない、新しいタイプの都市型ホテルを⽬指した。

チーム 西田 和代、チョイ ジャネット、國賀 陽南子、望月 陽平 施工 株式会社安藤・間 構造 株式会社安藤・間 設備 株式会社安藤・間 外構 Ballistic Architecture Machine 照明 ISOMETRIX 協力事務所 Ian Schrager Company パブリケーション カーサ ブルータス 2024/05 vol.289 、カーサ ブルータス 2024/02 vol.286 、日経アーキテクチュア 2017/06/22 No.1098 写真撮影 ©︎ 川澄・小林研二写真事務所