競走馬の牧場 (大樹ファーム) が、サステナブルな建築・都市のあり方を追求する研究・教育・研修施設として再生した。計画は2つのパートに分かれる。第一部は、草原の中に建てられた実験住宅群。第二部は大学の研究室を対象として行っている国際既存厩舎、走路を改修した宿泊研修棟である。厩舎は、馬の住まいから人間のための宿泊施設へとリノベーションされた。馬のための全長30mの案内走路の一部はレストラン、バーへと転換され、これらのリノベーションデザインにおいて最先端の環境技術が展開されている。実験住宅の第1号は我々が担当し(2011年)、その後1年に1棟ずつコンペで選ばれたデザインが実際に建設されていく。早稲田大学(2011)、慶應義塾大学(2012)、ハーバード大学(2013)、カリフォルニア大学バークレー校(2014)のデザインによるものが既に建設され、学生建設プロセスに参加している。将来は世界に例のないサステナブル住宅ヴィレッジが大草原の中に出現するだろう
チーム 宮原 賢次、斉川 拓未*、神田 剛* 施工 高橋工務店、協立工業 構造 Factor M、森部康司研究室 設備 奥原商会 協力事務所 東京大学生産技術研究所 野城智也研究室、北海道アルファ、神山電気 アワード 2012年 グッドデザイン賞(Mêmu Meadows) パブリケーション 新建築 2013/02 、新建築 2017/8 No.92 、新建築 2017/6 、新建築 2017/01 、新建築 2016/09 、新建築 2016/4 、新建築 2016/02 、新建築 2015/06 、新建築 2015/01 、新建築 2015/01 、新建築 2014/06 、新建築 2014/01 、新建築 2014/01 、新建築 2013/06 、新建築 2013/04 、新建築 2013/03 、新建築 2013年1月 、新建築 2012年9月 、新建築 2012/09 、新建築 2012/01 、GA JAPAN 114 、新建築 2011/06 、新建築 2011/06 写真撮影 ©︎ 新建築社写真部