日本 2011Green Cast
小田原駅近くの丘陵地に建つ緑で覆われた複合ビル。
ファサードは設備スペースを兼ねたアルミのダイキャストパネルでつくったプランターに覆われており、換気口、雨水立樋、プランターボックス、緑化基盤、灌水設備がインテグレートされた外壁システムを作りあげた。
12mm厚の3~6枚のアルミパネルとプランターは、緑化基盤(300×300mm)が納まるよう一体鋳造された3つのユニットで構成され、規則性を感じさせないようユニットを回転、傾斜させて配置することで、緑の外壁にさらに有機的なやわらかさを与えることができた。
アルミパネルの表面は発泡スチロールを腐食させたオリジナルの型を転写し、岩肌のような陰影、質感を与えた。