KKAA 東京オフィスリノベーション
吉村順三設計のモダニズムオフィスビルの傑作青山タワービルの5つのフロアをコロナ後の多様なワークスタイルに対応する緑に溢れるフレキシブルでサステナブルなオープンオフィスにリデザインした。
200人を超す規模で、しかも半数以上が外国人スタッフであるKKAAの東京事務所は、さらにコロナを新しいライフスタイルへの転換点と捉え北海道、沖縄、岡山、和歌山、富山にサテライトオフィスを開設しつつ、ネットワーキング型の流動性の高い自由なワーキングスタイル化へ舵を切った。
その新しいネットワークのハブとなり、象徴的ともなる東京オフィスはフリーアドレス性を採用し、3つのパーティションを不透明な壁ではなく、ガラス間仕切り+半透明なカーテン、金属メッシュ、竹で構成し、東京のオフィス空間にはない、オーガニックなマテリアリティを手にした。模型やプロダクトもランダムに配置され、スペース全体がKKAAデザインのライブラリーミュージアムとして機能し、アーカイブ機能を通じて過去の達成を未来のジェネレーションとつながるように試みた。