日本 2004福崎空中広場
子供をサポートする活動を続けるNPOのための、テンポラリーで移動型の多目的スペース。外部でも内部でもない曖昧で自由な場所を作り出すために、オレンジ色のビニールカーテンで空間を覆った。
ビニールカーテンは通常倉庫や工場の入口に使われる半透明のタンザク形状の素材で、それをワイヤーで縫うことによって、気密性を獲得した。将来の別の場所への移動を前提とし、厚さ68mmのサンドイッチ構造の鉄製のスラブと114.3mmの鉄パイプの柱とをダボでジョイントするという、解体が容易なユニークな構造システムを採用した。