Plastic House
日本 2002

Plastic House

N/A
レジデンス
竣工
2F / 1BF

2枚の4mm厚FRP(ガラス繊維強化プラスティック)の間に、光を透過する断熱材を挟んで、トランスルーセント(半透過性)な効果を持つ外壁を作ることができた。障子のようなトランスルーセントな素材を用いて、日本の伝統的空間のもつ、やわらかな光の質を、現代の都市の中で再生しようと試みた。階段やバルコニーの床にはFRPでできた既製品のグレーチングを用い、手摺にもFRP製の角パイプ、丸パイプを用いた。FRPの持つ、生物的なやわらかさ、やさしさを活かし、都市と共に呼吸するような、生物的住宅を作りたいと考えた。プラスチックのような工業製品を用いて、人間の身体となじむやわらかく、やさしい空間をつくることに挑戦した。

チーム 中村 拓志* パブリケーション 商店建築 2020/11 Vol.65 No.11 、日経アーキテクチュア 2003/02/03 、ディテール 2002/10 No.154 、新建築 2002/08 、日経アーキテクチュア 2002/07/22 No.723 、新建築 2002/07 、GA JAPAN 2002/07-08 57 、GA HOUSES 70 Project 2002 写真撮影 ©︎ 藤塚光政