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中国 2020杭州大清谷養老院施設

2020.6
杭州
レジデンス | 病院
竣工
78,454
5F / 2BF

杭州西湖から西へ15kmほどの龍井の茶畑に囲まれた敷地に建つ養老院施設。
全長520mの南北に伸びた敷地に沿うように細く長い建築をデザインした。

杭州は一年の半分は雨が降る多降水地域として有名である。
住居棟・クラブハウス・医院と、建物間は雨に打たれないよう移動できる構造になっている。
住居棟は30度南向きに回転した雁行配置によって、陽の差し込む快適な住環境を提案した。

2本の細く長い建築の間を川の字のように景観軸が伸びることで 高密な建築群の中にも抜け感を作ることができた。

杭州は南宋の時代に栄えた古都でもある。
南宋時代を象徴する白漆喰壁や重なりゆく瓦屋根、障子スクリーンなどは
簡潔で繊細なディテールとしてファサードに応用した。

チーム 長谷川 倫之、ウ メンフェイ、リン ジョン イー*、ライ メン ウェイ、ワン ハンユウ、安 祥毅、鈴木 公雄、ヤン イェリム*、金 慇懃*、Liang Zhang* 構造 浙江省建築設計研究院 設備 浙江省建築設計研究院 外構 加藤植弥造園 写真撮影 ©︎ CreatAR