Bamboo Nest

Bamboo Nest

プラハ
パビリオン
アンビルト

柔らかさと強さを併せ持つ日本の伝統工芸「竹篭」の技術を用いて プラハの公園に小さな茶室を計画した。

「網代編み (AJIRO AMI)」といわれる伝統的な竹の編み方は もともと 「網代」 という魚を捕る為の網状の仕掛けに由来する。その美しい模様をもった編み方を用いることで幅7mm の竹の帯を強靭で柔らかな構造体とし全長100メートルの竹の布を用いた軽やかな茶室が生まれる。

茶室の中に入ると、われわれは「網代」によって捕らえられた魚のようにして、独特の光と影の中に捕獲される。

チーム 田中 麻未也*