韓国 2023LEEUM SU:M
現代の建築は、自然と共存する方法を模索し、従来の一極集中型の構造から脱却する必要があると思った。20世紀の閉鎖的な建築に対し、柔らかく、開かれた空間が求められている。布という軽やかな素材を用いることで、自然に溶け込み、空間全体に柔軟なデザインを展開。ミウラ折りの技法を使い、空気を浄化する布を雲のような形態で表現し、環境との調和を実現する。この考えは、LEEUM美術館のスロープの高低差を生かし、多角的な視点から楽しめる体験を提供する場で具現化されている。
また、アジア各国の多様な気候に根ざした建築や芸術の在り方は、自然と調和し、地球に優しい未来のための指針となる。土地や風土に合った素材や技法を用いることで、新たな建築と芸術の形が生まれ、持続可能で創造的な未来を切り拓く。
