THE CLOUD For Exhibition, Matter of Relationships

The Cloud at Blankenese Church

2025.6
ハンブルク
パビリオン | 内装 | 宗教
竣工
15

インスタレーション「The Cloud」は、隈研吾建築都市設計事務所とクラクフ大学建築・美術学部が2020年から2021年にかけて実施した、ポーランドと日本合同の研究・ワークショップの成果である。パンデミックの最中に構想され、クラクフのManggha Museum(日本美術・技術博物館)で初公開されたこの作品は、建築の未来と自然とのつながりが不明瞭に感じられた、不確実な瞬間を反映したものである。

それから4年後にあたる今年、ハンブルクのブランケネーゼ教会の神聖な空間で、「The Cloud」に新たな命が吹き込まれた。この作品は、ハンブルク・ハーフェンシティ大学とクラクフ大学の学生とのコラボレーションによるもので、素材、形、光、音楽、場の雰囲気が見事に統合され、ひとつのまとまった体験がもたらされる。伝統的な職人技、自然素材、デジタル技術など、あらゆる要素が織り込まれ、人間と自然の新たな関係を表現している。

これは、手と脳、熟考と再構築の詩的な融合である。このインスタレーションは、パンデミックからの思考の継続を示すだけでなく、創造的な異文化間交流の始まりでもある。空間、物質、そして他者との絆を再定義する試みである。

In collaboration with:
HafenCity Universität Hamburg
The Faculty of Architecture and Fine Arts, Andrzej Frycz Modrzewski Kraków University
Krzysztof Ingarden, prof. AFMKU / Dean of the Faculty
Piotr Urbanowicz and Bartlomiej Bogucki
Pastor Frank Engelbrecht (Blankeneser Kirche)
Kristina Bacht ( Curator / Director ArchitekturSalons)
Sponsored by: PanoramAH!
Patronage: ArchitekturSalon, Hamburg

※ 参照:NEWS@KKAAウェブサイト
※ 参照:AIT-ArchitekturSalon Hamburg ウェブサイト

チーム マーチン サペタ 構造 Structured Environment 写真撮影 ©︎ Jochen Stüber