シェアオフィス蒜山ひととき
岡山県真庭市蒜山にKKAAのサテライトオフィスの拠点の1つをデザインした。
大山隠岐国立公園内の役目を終えたレストランを改修し、真庭産の木材をふんだんに使った『木のオフィス』+ヒトトキミュージアムに生まれ変わらせた。
岡山県はヒノキの生産量が日本一であり、真庭市はそのなかでも林業に力を入れる地域である。人(ヒト)と木(キ)を繋ぐ意味を込めて、「シェアオフィス蒜山ひととき」と命名された。
広々とした吹き抜けを横断する既存の梁と柱を真庭産の皮付きのヒノキ板で挟み込むことで、森の木々の中にいるようなオフィススペースとした。
窓回りのカウター席には、真庭市の和紙職人が漉いたその地域ならではの素材を混ぜた和紙で作ったシェードのデスクライトを設置した。窓越しには蒜山高原、蒜山三座、大山、を望むことができ明るく開放的な空間となった。
様々な業種の人たちの利用を想定し、レーザーカッターや3Dプリンターを導入した。
自然の中で自然を感じながら仕事をする、新しい時代の働き方のシンボルになるような建物になることを目指した。
入口の脇に外部から直接はいれるスモールミュージアムをデザインし、KKAAの模型やプロダクトが展示され、地域とサテライトオフィスと隣接する「GREENable HIRUZEN」をつなぐ、交流スペース「ヒトトキミュージアム」を用意した。