© Mitsumasa Fujitsuka

日本 2001銀山温泉共同浴場「しろがね湯」

山形
宿泊・娯楽
竣工
2F

谷底に14軒の温泉旅館が並ぶ銀山温泉の端所に位置する三角形の敷地に、市民と観光客が共に利用できる、小さな共同浴場をたてた。

外壁は無双格子と呼ばれる、日本の民家に伝わる伝統的なディテールを持つスクリーンで覆われている。無双格子はガラスがない時代に、通風、採光を可能とするディテールとして生み出されたが、このプロジェクトでは、木と乳白のアクリルを用いた無双格子を使うことで、従来の無双格子を超えた、繊細で微妙な光の効果を生み出すことができた。

チーム 中村 拓志* 構造 青木繁研究室 設備 矢萩建築設備設計室 パブリケーション カーサ ブルータス 2007/03 Vol.84 、カーサ ブルータス 2002/12 Vol.33 、新建築 2001/11 、GA JAPAN 53 、ディテール 2001/10 No.150 写真撮影 ©︎ 藤塚光政