©Mitsumasa Fujitsuka

日本 2004東京農業大学「食と農」の博物館・進化生物研究所

2004.3
東京
教育
竣工
3,456
4F

地域に開かれた、新しい時代のユニバーシティ・ミュージアム。展示空間と実験場とカフェとが有機的に融合し、地域の人々と研究者との交流が自然に発生するようなミュージアムとなった。

敷地前面の馬事公苑のケヤキ並木とミュージアムとを、芦野石製の縦ルーバーを媒介として、ひとつに接続した。素材の選択においては、エイジングをテーマとし、時とともに美しく色合いが変化する自然素材(たとえば吸収率が高く、ソフトな質感をもつ芦野石)を使うことで、農業大学にふさわしい「生物的建築」づくりをめざした。

チーム 横尾 実、坂本 英史 施工 戸田建設 構造 佐々木睦朗構造計画研究所 設備 森村設計 パブリケーション GA JAPAN 68 、カーサ ブルータス 2004/06 vol.51 、新建築 2004/05 、日経アーキテクチュア 2004/01/26 No.762 写真撮影 ©︎ 藤塚光政