国際基督大学新体育施設 | 隈研吾建築都市設計事務所
© Kawasumi・Kobayashi Kenji Photograph Office

日本 2018国際基督大学新体育施設

2018.11
東京
教育
竣工
5,930
2F

緑の豊かさで知られるICUキャンパスの森の中に、木でできた優しく柔らかな体育館をデザインした。

森の中に、ミニマルなカーブする木の屋根が舞い降りたような形状を表現しながら、内部には用途ごと―アリーナ棟、プール棟、エントランス棟―の要請に応じた多様な空間を用意し、それぞれの空間の性能とキャラクターを表現するための最適な木造システムを採用した。

アリーナ棟は240x360の流通材によるアーチ構造を採用して、天井高を確保した。プール棟はライズを抑えるために、同じく流通材を用いた樹状アーチ構造とした。エントランス棟はLVLによる折板構造にして、エントランスキャノピーの片持ち屋根との連続性を確保した。LVL折板は、CLTの柱によって支えられる。

異なる構造システムと断面形状を持つ屋根と屋根の隙間を、採光と換気のための開口として利用し、明るく快適な室内環境が実現した。

木という物質には多様な構造システムを可能にする、フレキシビリティと寛容性が内蔵されていることを、改めて確認した。

チーム 宮原 賢次、尾道 理、成澤 佳佑 施工 前田建設工業 構造 日本設計、前田建設工業 設備 日本設計、前田建設工業 外構 Field4 照明 ALG-建築照明計画 写真撮影 ©︎ 川澄・小林研二写真事務所