© Kengo Kuma and Associates

ブルガリア 2019Cham

ソフィア
パビリオン
竣工
165

ブルガリアのコンクリート型枠に用いられる最も「普通の木」がchamである。
この素朴な木で板を作り孔を開け、麻縄を使ってソフィアの建築・土木工学・測地学大学の学生たちと編み上げていった。
麻縄のテンションを生かすことで、想像以上に軽やかでやわらかなパビリオンができあがった。
パラメトリックデザインで新しい幾何学を探すことによって、ブルガリアの民家のような素朴さと、日本の格子の透明性を再生することができた。

チーム 松長 知宏、寺澤 剛、エルブラッシ ホッサム * 構造 構造計画研究所 写真撮影 ©︎ KKAA