© Gandia Blasco

スペイン 2022GOZコレクション

プロダクト | 展示
竣工

ウールと木を編んだ新しいタイプのラグをデザインした。木を経糸に、ウールを緯糸に用いて、足の裏で木の凸凹を感じることができる、立体的質感を持つラグである。木とウールの色や形を変えて、それぞれに「AME」「KIRI」「TSUCHI」と自然を連想させる名前を付け、コレクション全体を、茣蓙をもじり「GOZ」と名付けた。
合わせて、コレクションを発表するミラノサローネのブースもデザインした。様々な高さのカーブしたすだれのスクリーンが場所をゆるやかに仕切り、ラグがパーティションへと進化した。ドイツのICONIC AWARDSのInnovative Architecture (Booth design)を受賞した。スクリーンは取り外した後丸めて持ち運び、新しい会場に再度設置することを念頭に計画した。遊牧民がラグでできた家を持ち運んでいた故事にならい、ノマディックなライフスタイルに対応するラグをめざした。

チーム 宮澤 一彦、佐藤 未季、吉里 光晴