Hulic & New Ginza 8
銀座中央通り沿いにたつ、耐火木造の地上12階テナントビル。
ガラスカーテンウォールの外部にはアセチル化木材でできたフィンを異なる長さと5種類の角度で配置し、季節の変化や光の向きの変化を映し出す、木の葉のようなファサードとした。
銀座には古くから柳の木が根付き、大きな幹から枝垂れる葉が心地よい木陰をもたらしているが、この木の葉のファサードも都市にやわらかい陰影と奥行きを与えてくれる。
柱梁、天井に使用した耐火木材とCLTは、特定の産地の木材を使用し、植林することで、地方と都市を繋ぐ新しい循環を生み出している。
中央通りにたつこの木の葉のビルは、アップルストアの建て替え時に仮店舗としても利用された。
デザイン監修:株式会社隈研吾建築都市設計事務所
設計施工:竹中工務店