乙な駅たまかわ
1990年代の隈研吾建築都市設計事務所の代表作のひとつである木製ルーバーを初めて使用した建築でもある川/フィルターを玉川村が中心となって、リバーサイドの村民活動の中心として再整備した。
当初は阿武隈川沿いの蕎麦屋として建設され、3種類のピッチの異なる木製ルーバーを重ねながら、光・視界・風を微妙にコントロールして、かの自然を直生体験できる場としてデザインされた。
10年間放置されていた建物は玉川村の主導でレストラン・ベーカリー・地ビール工場・カヌーステーション・カヌー教室など新しいプログラムによって再生され、松尾芭蕉が訪れたことで知られる、名所乙字ケ滝に新しい花が添えられた。