日本 2002浜名湖花博メインゲート
竹林のような奥行きのあるゲートを提案した。境界を厚みのある領域として作る事で、境界というものの内部に深く分け入っていくような、特別な体験を作り出した。寺や神社の参道は、そのような厚みを持つ境界である。境界が厚みを持つことで、人間はこの世界から別の世界へと移動することが可能となる。具体的には竹材を2,328本吊るして、竹林のような空間を作り、そこをゲートと名づけてみたのである。竹材の外周は、透明性が高く、きわめて安価な農業用ネットで、やわらかく覆われている。