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日本 2017湯河原駅前広場

2017.10
神奈川
公共施設
竣工
1,368
1F

駅とは鉄道と街とをつなぐ、縁側のような中間領域であると考えてデザインした。縁側のように、半分開いていて、建築として完結しないことが重要であると考えた。
湯河原は、日本を代表する温泉の街であるが、熱海や箱根のように大きなホテルがあるわけではなく、小さな旅館が集合したヒューマンな街である。
この新しい駅も、そのヒューマンスケールに対応した、ヒューマンでやさしいものでなければならないと考え、杉材のルーバーを用いた、半屋外的で半開放的な駅舎をデザインした。
杉のルーバーの下の、木漏れ日のような光に満たされた空間の中に、温泉の湯がひきいれられ、その湯から出る水蒸気によって、駅舎全体が、よりやわらかく、温かいものとなる。

チーム 坂本 英史 施工 東鉄工業 構造 谷口建築事務所 設備 環境エンジニアリング 積算 ACE積算 写真撮影 ©︎ Imagegram