ホワイトストーン・ギャラリー台北
オフィスビルの一階に、木のファサードとインテリアを持つアートギャラリーを挿入した。
105mm角の断面寸法を持つヒノキ材だけを、ずらしながら積み上げていくことで、既存ビルのリジッドな構造フレームとは完全に分離された、ヒューマンでオーガニックなスペースを、都市の中に創造することができた。
同一寸法のヒノキ材はインテリアでも同様にずらしながら積まれ、階段やカウンター間に仕切りを形成していく。
単一のユニットを用いて、複雑で多様な空間が生成され、その中にGUTAIをはじめとする、コンテンポラリーアートの力強い作品群が展示され、ホワイトキューブを超えるアート空間の可能性が追求される。