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台湾 2018Tao

公共施設
竣工
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台北の西南約60kmの新埔の山中に計画された、道教の神、鬼谷子をまつる道教の廟。箱の上に屋根が乗るのではなく、オーガニックな形状の屋根だけを、大地の上に直接置いた。

屋根の端部にソリを与えて地面からめくりあげることによって、妻入りでも平入りでもない、寄棟屋根のコーナーから入るという、ユニークな形状が可能となった。

柱や梁がないように、屋根にもフレームがなく、ジョイストと野地板のみで剛性を獲得する木造ドーム構造とした。ジョイストには50mm厚の集成材を使用し、500mmピッチで配置することによって、かつてアジアの木造建築の屋根を支えていた、斗栱と同じようなリズム感を与えることが可能となった。

チーム 長谷川 倫之、林 孜俐 パブリケーション GA DOCUMENT 139 TAIWAN