木霊パビリオン
イタリアの環境アートの聖地、アルテ・セラの森の中で58mm厚のカラマツの無垢材を組み合わせ、金物も糊も使わずに高さ4mの球形のパビリオンを作った。単一の小さなユニットを集積させ、人間の手だけで大きなゆるい空間を獲得しようとするデモクラティックな建設方法の実験である。
ミラノ工科大学のマルコ・インペルドーリ教授、D3WOODのマルコ・クロッツァ、構造エンジニアの佐藤淳、そして木造施工会社のRi-Legnoとのコラボレーションにより、1mm単位の精度で作られたナチュラルでコンテンポラリーなパビリオンが可能となった。