Shipyard 1914
1914年に創業した広州造船工場の跡地に、船を珠江へと送り出すための1/20勾配のスリップウェイを保存し活かしながら、ランドスケープと建築が融合したアートと商業の複合施設をデザインした。
平野が広がる広州において、このスリップウェイは人工的に生み出された地形であり、造船の記憶を体現する存在でもあった。
本プロジェクトでは、この地形を空へと拡張するように、複数の斜めのスラブを重ね合わせ、その下に大中小のホールを挿入した。ガラス越しに見える一直線の軸線は、かつて船を珠江へ推進した痕跡を現在へと引き寄せる。
階段状に構成された屋根は、人々が自由に登り、滞在するための新たな地面となる。緩やかな傾斜を上るにつれて視界が開け、珠江と対岸の都市が連続する風景として立ち現れる。屋根には多孔質の赤茶色の火山岩を用いた。
やわらかく粒状の質感をもつこの素材は、高層建築に囲まれた環境の中で大地との連続性を回復し、建築とランドスケープの新たな関係を生み出している。




















