東急キャピトルタワー ザ・キャピトルホテル東急
都心部の高層建築に木造建築が持っていたような土地との一体性、環境とのインタラクションを取り戻そうと考えた。
具体的には、「石の壁」ではなく「石の格子」と感じられるような外壁デザインを目指した。石の塊でもガラスのスキンでもない繊細なファサードを獲得するために、通常の石打込みのPCカーテンウォールでは300mmの幅を獲得するのは難しいため、アルミカーテンウォールに石を乾式で取り付けることにチャレンジし、300mmというスケールを達成した。
ホテル低層部では、「下屋」と「離れ」と「屋上の庭園化」というボキャブラリーを用い、庭園を敷地内で完結させず、日枝神社の杜と一体のものとして環境をデザインした。内部空間においては、「木造性」「下屋性」を獲得するため、斗栱をモチーフとする木の構造体を挿入し、コンクリートのスケルトンの中に2次的なスケールを挿入した。「離れ」においては、「屋上の庭園化」によって離れ自身をリンチと一体化してその間に「孔」を空けようと試み、そのスクリーンは石を直接金属で吊り下げる「Lotus House」で試みたデザインとした。
これらの方法を重ね合わせることによって、これまで小さな建物で我々が挑戦してきた、素材自体をスクリーン化する方法を大規模な建物に適用する可能性に挑戦した。
設計:東急設計コンサルタント・観光企画設計社 設計共同体
デザイン監修:隈研吾建築都市設計事務所


















