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日本 2021界 別府

2021.8
大分
宿泊・娯楽
竣工
8,224
12F

日本の温泉街の代名詞ともいえる別府に、「街=ストリート」をテーマにした旅館をデザインした。温泉街の複合的体験、変化に富んだヒューマンスケールの空間の連鎖の内包をめざして、内部空間と外部空間とがモザイク状に混在する状態に挑戦した。

寄棟屋根が連なる軒の深い低層部で既存の街とスムーズに連続し、上層部はホタテ貝の殻を入れた吹付材に特殊ローラーで凹凸をつけ、海のサザ波と響きあうデザインとした。

竹細工、手漉き和紙、臼杵焼、豊後絞りなどの当地の工芸を用いて、当地の職人とともに、この旅館のための一品をデザインし、それらの粒子の集合体として、内部空間をデザインした。その意味でこれは旅館であると同時に、われわれの「民芸」のミュージアムである。

チーム 宮原 賢次、芳井 菜穂子、山縣 萌子、キム ジョンウォン、鈴木 公雄、佐藤 未季 施工 清水建設 構造 清水建設 設備 清水建設 照明 LPA – Lighting Planners Associates パブリケーション 近代建築 2022/09 vol.76 、カーサ ブルータス 2022/07 Vol.267 写真撮影 ©︎ Hoshino Resorts、 ©︎ KKAA、 ©︎ Lighting Planners Associates、 ©︎ Shimizu Corporation